【インプレ】14カルカッタコンクエスト100徹底解説-特性、実釣評価からカスタムまで-

【インプレ】14カルカッタコンクエスト100徹底解説-特性、実釣評価からカスタムまで-

当ブログの読者さんなら分かっていると思いますが、私はバスフィッシングトーナメント関係にとりわけ興味があるわけではありません。(ブログでトーナメントの話をするのは初めてかもしれない…汗)

しかしコレには痺れました。

伊藤巧プロ、アメリカでボーターとして出場する人生初の試合、B.A.S.S.バスマスターセントラルオープン第1戦トレドベンドリザーバーにて準優勝!!!!!

カルカッタコンクエストのローギア特性を生かして伝家の宝刀クリスタルSのスローロールにてビッグフィッシュをキャッチ・・・ノリーズ、コンクエスト好きにはたまらない、涙ちょちょぎれる内容です・・・是非ご一読ください。

と、いうわけで、前置きが長くなってしまいましたが、今回は溺愛している14カルカッタコンクエスト100/101のタックルインプレッションです。

今更?と思われるかもしれませんが、発売以降、メイン機として今まで酷使し続けたユーザーだから書ける内容もあるかなと・・・そしてカルコンへの愛をいつか、いつか、総まとめとして記事にしたかったので・・・

それ故、今回はかなりの長文なのでご注意ください。汗

カルカッタコンクエストと私

今やギア比は10を超えるほどまで進んだベイトリールのハイギア化。

ローギアは時代遅れのリールという風潮を感じることもありますが、カルカッタコンクエストは今なお自分の中で、やはり唯一無二のフラッグシップモデルであり、自分のバスフィッシングに欠かせない存在です。

カルカッタコンクエストの使用歴

現行の14カルカッタコンクエスト(以下、カルコン)を使用し始めたのが発売から半年後くらいなので、丸四年ほど使用しています。

加えてそれ以前は00カルカッタコンクエスト100も2年ほどメイン機として使用していたので、もうかれこれ6年以上はカルコンをメイン機として使用しています。

ここ5~6年間、私のバスフィッシングはカルコンと共に歩んできたと言っても全く大げさではないと自負しています。少なく見積もってもカルコンで釣った良型バスはゆうに100本を超えているかと・・・

カルカッタコンクエストを溺愛する理由

月並みの話になってしまいますが、やっぱり鍛造アルミボディにより実現される高剛性+真鍮製ローギアという組み合わせからくる使用感は、やっぱりどのリールにも置き換えることはできません。

それに加えて丸型ゴールドで洗練されたデザイン・・・好みは人それぞれですが、自分の所有欲をこれ以上ない程に満たしてくれます。

一個はガンメタ(BFS)ですが。笑

現行のカルコンは旧モデルと比較するとクラシカルさは劣りますが、それでも使い込んで傷がついたとしても、いい味を出してくれます。使い込めば使い込むほどに愛着の湧くリールだと感じます。

使用感については後述していますが、自分がメインの釣りとしている1/2oz前後のハードベイト各種から、デカ羽根モノやビッグベイト 、ときにはスイムジグや高比重ワームのノーシンカーまで…バーサタイルかつストロングな釣りに大活躍してくれています。

カルカッタコンクエストのスペック

一応まずはここでカルコンのスペックについてまとめます。(HGモデル、200/201、BFS HGについても参考として載せておきます)

型式 14カルカッタコンクエスト100/101

15カルカッタコンクエスト100/101 HG

14カルカッタコンクエスト200/201

15カルカッタコンクエスト200/201 HG

17カルカッタコンクエスト BFS HG
ギア比 ノーマル 5.2、HG 6.8 ノーマル 4.8、HG 6.2 6.8
スプール径 36mm 40mm 32mm
最大巻上長 ノーマル 59cm、

HG 77cm

ノーマル 60cm、

HG 78cm

68cm
ラインキャパシティ 16lb-80m 16lb-130m 8lb-45m
リール重量 ノーマル 215g、

HG 220g

ノーマル 240g、

HG 265g

200g
ハンドル長 ノーマル76mm、

HG 84mm

84mm(ノーマル、HG共通) 84mm

スペックから見るカルコンの特徴は、一般的にバーサタイル性が高いと言われるΦ34mmスプールよりも径の大きいΦ36mmスプールが採用されていること、あとはリール重量が近年発売されているベイトリールから見るとやや重めであることでしょうか。

※近年人気の高いメタニウムMGLやバンタムMGL、2019年新作リールである19アンタレスも全てスプール径はΦ34mmとなっています。

また技術特性としては鍛造アルミボディマイクロモジュールギアSVSインフィニティ+S3Dスプール・・・この辺が主立ったところでしょうか?

まぁスペックや技術特性はあくまで机上の話で、実際の使用感についてはここからしっかり書いていきたいと思います。

カルカッタコンクエストの使用感

カルコンの使用感について、4つの視点でまとめてみたいと思います。

1.パーミング性

まずはパーミング性。旧モデルと比較し、現行カルコンは「Sコンパクトボディ」というハンドル側よりもパーミング側のボディを小さくするというデザインがされています。

発売当時、このギアボックスが飛び出したデザインに拒絶反応を示した方も多かった気がしますが(今も嫌いな人は嫌いかもね…汗)、やはりパーミング性は旧モデルと比較して明らかに向上しています。

当然ながらロープロリールと比較すればリールの高さはありますが、キャスト&リトリーブを繰り返す巻物の釣りに関して言えば、この高さはがっちり握ることができるので安定感があり、個人的には好きです。

バンタムMGLと比較してみるとその差は5mm程でした。

2.キャストフィール

上に書いたように、14カルコン100/101のスプールはΦ36mmのS3Dスプールです。

これは近年、シマノ製ベイトリールの標準仕様となりつつマグナムライトスプール(MGLスプール)が出てくる以前のモデルですから、スプールの立ち上がりや低慣性化によるトラブル性能は劣るともとれます。

ただ、じゃあ実釣面で問題を感じるかというと、はっきり言って自分がやっている釣りのスタイルでは特に感じません。

確かに、MGLスプールを搭載したバンタムMGLと比較すれば、1/2oz以下の中~軽量ルアーを使用したときのレスポンスや、飛距離の伸びなどは劣る部分はあると思います。

ただし、14カルコン100で使用するルアーのほとんどは1/2~2ozの範囲内ですし、関東でバス釣りをしていて、抜群の遠投性能を必要とする場面ってかなり少ないと思っています…

特に、自分の場合はカヤックに乗っているときはほとんどがショートキャストなので遠投性能は重視していません。

それを考えれば必要十分なスペックです。

あとはキャストフィールをより良くしたい場合には、単純にラインを細くする(例えば16lbから14lb)だけでもかなり改善されますし、後述するカスタムスプールを組み込めば、軽量ルアーのキャスト性を向上できます。(まぁそれは純正の範囲外の話ではありますが…汗)

3.巻き心地

カルコンの使用感を語る上で外せない、いわゆる「巻き心地」ですが、真鍮製マイクロモジュールギアに5.2というギア比は「シルキー」という表現が本当に合う、低ノイズでトルクフルな巻き心地です。

真鍮製マイクロモジュールギアといえば、去年発売されたカルコンのロープロ版という方もいる「バンタムMGL」もそれな訳ですが、実は2つのギアはモジュール値(簡単に言えば歯の細かさ)が全然異なることをご存知でしょうか?

手前がカルコン100、奥がバンタムMGL

ギア比も直径も異なるギアではありますが、モジュールというのはそれらとは関係ありませんから、純粋にカルコンに搭載されているギアの方がモジュール値が小さい(より歯が細かい)仕様になっているわけです。

そしてシマノの技術説明からいえば、モジュールのマイクロ化によってギアノイズの低減と感度の向上を実現していると。。。

画像は「モノタロウ」より拝借しました。笑

話をカルコンに戻すと、カルコンのドライブギアはシマノのマイクロモジュールギア搭載機の中でも、より低モジュールなギアが搭載されています。(16アンタレスDCとかもこのタイプのギアとか?)

高剛性なボディにこれを搭載しているわけですが、やはりリトリーブ中の感度も、ノイズの少なさも他機種よりも秀でてるのではと考えます。

まぁ、この部分は感覚の世界ですし、MMギア搭載機全部と比べたのかよ?と言われればそんなわきゃないので、個人的な感想と見解と思っていただければと思います…笑

4.バスとのファイト

バスとのファイト時、当然ながら高剛性ボディとローギアによる力強い巻き上げで安心感のあるファイトができます。

デカバス掛けたらゴリ巻きでキャッチするスタイルの人に良いかと思います。

ただ、ここについてはローギアのデメリットも感じる場面もあります。

巻き取りが遅い分、フッキングのタイミングが遅れたり、フックアップ後にバスに主導権を取られる危険性を感じる場面を経験してきたからです。

※まぁこれも生き物相手だしユーザーのファイトのスキル次第だしという感じなので、一概には言えませんが…

自分の場合は流れがだいぶある川で、カヤックを流されながらファイトしなきゃいけない場面が結構あるので、ハイギアの必要性も感じるところなのです。

というわけでカスタムのところで後述していますが、ノーマルをHGスペックにして適材適所で使えないかと試しているところだったりするのです。

カルカッタコンクエストの経年劣化について

4年も同じリールを酷使していれば当然オーバーホールも必要になりますし、使用に伴う各部の劣化・摩耗によって部品交換をしたものもあるので、それらに関して個人的見解をまとめていきます。

巻き心地の劣化とOHの頻度

まずはじめに…「マイクロモジュールギア」に関してネットで評判を調べればすぐにわかるように、「シマノMMギア=すぐグリス切れ・巻き心地劣化・歯が摩耗してギア死亡」みたいな内容が散見されますが、ここで書くのは「カルカッタコンクエストに搭載されている真鍮製マイクロモジュールギア」に関してのことです。

メタニウムに搭載されているMMギアは超々ジュラルミン製ですし、真鍮製MMギア搭載のバンタムMGL・アンタレス各モデルでもドライブギアのモジュール値も直径も異なっています。

(なので全部一色単に「マイクロモジュールギアは〜」なんて言うのは違うと思いま・・・す。)

で、話をカルコンに戻しますと、まず一言でいってしまえば、新品のカルコンはしばらくするとまぁ多少は巻き心地が低下します。

具体的にいうとノイズが多少なりとも感じるようなイメージ。

それを酷評する方もいますが、自分の意見としては「いや、こんなのは許容範囲では…」と。

何故なら新品の巻き心地なんてずっと維持できるなんて異次元な話だと思いますし、ある程度のところでその巻き心地低下も落ち着くからです。

淡水使用のみですが、最初のうちはバラしてオーバーホールなんて1年に1回やるくらいでしたが、いわゆるゴリ感シャリ感なんて感じませんでした。

最近はリールいじりをよくするようになったので、洗浄とグリスアップ・注油の頻度は高くなっていますが、それでもちゃんとやるのは数ヶ月に一度くらいですね…

左が使用し始めたばかりのMMギアで、右が使用4年経過のMMギアです。正直肉眼じゃ全く差はわかりません。

右のギアを入れても、ちゃんと洗浄とグリスアップをしてあげれば巻き心地は普通に良いですよ。笑

結論を言うと、普通にメンテナンスしていれば早々にカルコンのギアがダメになるなんてないと思うのでご安心を、ということです。(そりゃ数年で新しいドライブギアとピニオンギア入れ替えてあげるに越したことはないですけどね)

※但し、これが海水使用となるとまた別でしょうが…どちらにせよ自分でキチンとメンテナンスできる知識・技能を持っているに越したことはありませんね。

その他のパーツ劣化

酷使4年目で明らかにパーツ交換の必要性を感じたのはクラッチ機構に関するパーツでした。

詳細はこの記事↑に書いていますが、クラッチを切る感触の悪化やクラッチが返りやすくなるなどの不具合を感じたため、クラッチヨーク・クラッチカム・クラッチツメバネを交換して改善しました。

改めて考えてみると、少なく見積もって短時間釣行1回につき150回クラッチ切る×年間20回×4年だけでも1万超えですからね…そりゃ摩耗しますよね。笑

全部合わせても安い部品ですので、数年して劣化や不快感を感じたら交換するのがオススメです。

カルカッタコンクエストの欠点

溺愛しているカルコンでありますが、褒めるだけじゃなく悪い点も一応書いておきます。

ローギアによるスピーディーな釣りが不得意

当たり前ですがローギア故に撃ちモノの釣りには向きません。自分は撃ちモノほとんどやらないので問題ないのですが…

撃ちモノメインの釣りをされる方は軽くて速いメタニウムHGあたりを使ってください。笑

純正のショートハンドルは苦手

カルコン100の純正ハンドルは76mmというショートハンドルです。

はっきり言うと自分はこのショートハンドルがとても苦手です。

最低でもカルコン200/201純正の84mmハンドルにしないと、実使用はちょっと…という感じ。

理由は巻き抵抗の大きいクランクやバド、羽根モノ、ビッグベイトなどで巻き重りするためです。

自分はアベイルのオフセットハンドルを溺愛しているので、やはりカルコンにもこれを装着しています。

ハンドル長は90mmまたは95mm。あまり長すぎるとノー感じすぎる&取り回しが悪くなるので、この辺が自分的にはベストセッティングになっています。

冬季の使用には不向き

カルコンに文句を垂れる方が決まっていうのは「冬は冷たいですね…(真顔)」ということです。笑

まぁ確かに冷たいです。でも他のリールでもメインフレームはアルミやマグネシウム製がほとんどなんだから、そんな言うならオール樹脂のバスライズ・バスワンでも使っとけと思ったり。笑

それでも自分もデメリットに上げた理由としては、レベルワインドの凍結です。

この冬にバンタムと併用していて、やはりカルコンの方がレベルワインドにおける氷害が出ていました。

シマノロープロハイエンド機種のレベルワインドはメガホン形状になっているので、カルコンのレベルワインドよりはまだ氷害が少ないと思います。

まぁ、それでも冬とか関係なくカルコン使うんですけどね…好きなんで。笑

カルカッタコンクエストのカスタム

ここからはカルコンのカスタムについて紹介していきますが、カスタム内容はほとんど別記事に詳細をまとめているので、気になった方はそちらに飛んでいただければと思います。

ロング&パワーハンドル化

先に書いたように、カルコン100/101の純正ハンドルは流石に短い…ということで、自分はアベイルのオフセットハンドル95mmに変更しています。

ハンドルノブ はDRTのバリアルにしたりリブレのフォルテにしたり、純正をそのまま使ったりと色々ですね。

ジュラルミンオフセットクラッチ化

現在1台はカケヅカデザインワークスさんのジュラルミンオフセットクラッチに変更しています。

純正よりもローダウンしたクラッチは本当にサミングしやすい。

詳細はコチラに↓

マグネットブレーキ化

アベイルのマイクロキャストスプールと、サイドプレートにマイクロキャストブレーキを組み込むことでマグブレーキのカルコンを作ることができます。

カルコンBFSを買うに至らないけど、ちょっとカルコンでBFSやりたい…なんて方にはオススメなカスタムです。

詳細はコチラ↓

ノーマル⇔ハイギア化

ノーマルギアだけじゃなくてHGも試してみたい…そんな人にオススメするノーマルのコンクエストのハイギア化。

やり方はいたって簡単でドライブギアとピニオンギアを入れ替えるだけというものです。

詳細はコチラ↓



インプレッションまとめ

溺愛するカルカッタコンクエストについて、自分が感じていること・酷使した経験から知ったことを片っ端から書かせていただきました。

なんと総文字数6,800超えです。。。爆(多分1記事中の文字数、過去最長記録)

くどいと思われそうですが、兎にも角にもそれだけ好きということなんですよ、カルコンが…

新しいリールを買っても、本気でデカバス獲りにとってやる…と思うと、自然とロッドにのせるのはやっぱりカルコンなんです。

例えば彼女と初めての旅行にいくとき、ユニクロのヨレヨレのパンツじゃなくて新品のちゃんとしたブランドパンツを履いていくでしょう?

そういうことですよ。(意味不明)

この想い…シマノ開発者に届けっ!!!!笑