【インプレ】ツララ グリッサンド56

可愛らしいコスメにショートなウルトラライトクラスのグリッサンド56…一見、よくあるトラウトロッド?とも思えるスペック。

しかし実際はツララらしさが色濃く出ている、ライトなナンデモロッドだった!?

購入のきっかけ

カヤック×ショートスピニングロッドという釣りは、以前からちょいと興味を持っていました。

経験上、スポーニング前後のリバースモールマウスバスは、「ワームのステイ」が超効果的になるタイミングがあり、この状況に対応するにはベイトフィネスよりも圧倒的にスピニングタックルの方が対応しやすいのです…

しかし、相手は川スモール…しかも狙いたいのは当然40cmオーバー。

スペックとしては所謂「パワーフィネスロッド」が適合すると考えていたため、当初はフルレンジのS58MH(パワーフィネスモデル)あたりを購入するつもりでした。

グリッサンド56の存在は以前から知ってはいましたが、ULクラスのショートロッド…そんなんじゃデカイ川スモールと戦えないでしょう?と決めつけていたのです。

ところが、たまたま店頭で実際に手に取る機会に恵まれて握ってみると、その考えは一変しました。

一般的なトラウトロッドよりも遥かに「強い」!これなら川スモとも戦えるかも…!

 

しかも…めっちゃ…めっちゃコスメ可愛い…(ビビッときました。笑)

 

この運命的な出会いにより、わたしはグリッサンド56に惚れてしまい、我が家に迎え入れることとなったのでした。笑

グリッサンド56のスペック

グリッサンド56の公式スペックは以下の通りです。

  • Action:ファーストテーパー
  • Length:5’6 ft (Folded Length:140cm、Rear Grip Length :15cm)
  • Rod Wt.:120g
  • Mono Line:MAX6lb、PE:MAX0.8#
  • Cast Wt.:0.8~10g

後述しますが、最大の特徴はティップULクラスでも、バット部分はかなり強く、はっきりとしたファーストテーパーであるところです。

ツララ独特なかなり面白いスペックに仕上がっていると思います(^^)

グリッサンド56の使用感

グリッサンド56のコンセプトは「小さなルアーで、大きな魚を。」です。

また、このロッドの本来想定しているフィールドはサンゴ礁やマングローブ地帯。そこに住む魚たちは口元が硬い種類が多いこと、そして根に潜る特性を持っています。

使い込んでみてから実感したことですが、これってスモールマウスバス釣りにかなり被るものがあるんですよね…

結果的には後付けなのですが、このロッドはそもそものコンセプト自体、私が考えていた用途にマッチするものだったのです。

適合するルアーたち

適合するルアーは使用するラインに左右される部分が大きいとは思いますが、1gクラスのスプーンなどから、7g程度までのプラグがマッチすると思います。

公式スペックは10gまでとなっていますが、7gを超えてくるとティップがもたついてくる印象です。

具体的に私が使っているルアーは以下の通りです。

  • 4~7g程度のシャッド
  • 5g前後のトップ系プラグ
  • スモラバ
  • 虫系ルアー
  • 5g程度のミドスト系ルアー
  • 3インチ前後のワーム(ノーシンカー、ダウンショッド、ネコリグ)

シャッドやNS・DSは定番ですが、ここ最近、挑戦してみたいと思っているのはグリマーのミドスト、キッケルキッカーや野良ねずみなどの虫(蛙・鼠)系などです。

これでデカイ魚を狙って釣れればもっと釣りの幅が広がりそうです^^

ロッドの操作性

当ブログでは何度も何度も繰り返し言っていますが、「ショートロッドの高い操作性は、ロングロッドでは絶対に補えないもの」です。

特に5ftクラスの操作性は、繊細なロッドワークが必要な釣りや狭い場所でピンポイントにルアーを送り込む際にとても大きなメリットがあります。

当然ながらグリッサンド56も操作性がめちゃくちゃ良く、キャストコントロールは利かせやすいし、フィネスなロッドワークが容易にできます。

魚とのファイト

ティップがULクラス故、30cm前後のスモールマウスバスの引きを楽しみながらファイトすることができます。

40cmを超えてくるとやや手こずりはしますが、ドラグを使って時間をかけてランディングすれば問題なく戦えます。

ロッドコンセプトの通り、バット部分が非常にしっかりしているため、ファイト時に不安を感じることは今のところありません。もっとデカイ魚をかけたらまた追記したいと思います^^

グリッサンド56に合わせるリール

ロッドの可愛らしいコスメに合わせて、私が選んだリールは「シマノ 12カーディフCI4+2000HGS」!!

…すみません、ここは完全に見た目の話です。笑

自己満ですが、ベストマッチしていますね♪

…すみません、真面目な話をすると、やはりバランス的には1500~2000番台がマッチすると思います。

私はワーム使用時のラインスラックを速やかに巻き取れるようにハイギアを選びましたが。シャッドの巻きをメインにするなら巻き感的にノーマルギアが良さそうですね。

グリッサンド56による釣果

2018年~2019年のグリッサンド56による釣果です。

ここ最近、ラインはPE0.8号を使用していますが、これであればラインブレイクのリスクというのはかなり低いと思います。

 

つまり焦らずにやりとりをすれば、40~50クラスのリバースモール・ラージともに、問題なく捕獲することができます(^^)

タックルインプレッションまとめ

一般的なULショートロッドとは全く別物のグリッサンド56は、小さいルアーで大きな魚を仕留めることができる、まさにコンセプト通りのロッドです。

そしてツララロッドの中でも最強の可愛さを放つロッドです。笑

今の私の環境では、中々機会が作れませんが、エリアトラウトや源流のイワナ、堤防のロックフィッシュ、そしていつかはマングローブのお魚たちもこのロッドで釣ってみたいところです…

 

ツララロッドにおいて、魚種はノーボーダーなのです\(^o^)/

 

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