【インプレ】ポルタメント73C Jet edition-ロングでストロングなナンデモパックロッド-

当ブログでは以前から登場している、冒険用品×Tulalaのコラボによる世界を旅するパックロッド(マルチピースロッド):「ジェットセッター」シリーズですが、ジェットセッター61Cに加えて、ポルタメント73Cを購入しました。

今回はポルタメント73C ジェットエディション(Portament 73C Jet edition)について、スペックと使用感をまとめます。

購入のきっかけ

悲しいかな「遠征釣行」なんていうものは自分には中々滅多にない機会ではありますが、数少ない機会にしっかり対応できるよう、購入した「ジェットセッター61C」・・・

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61Cは頑張れば1.5ozくらいは背負えるし、取り回しが良く非常にバーサタイルで使い勝手の良い一本です。

しかしレングス、パワー的にちょっと物足りなさを感じる部分がありました。

「もしもおかっぱりシーバスを本気でやる場面があったら?」「もしもガチな遠征(琵琶湖とか海外とか!?)をすることになったら?」・・・そんな妄想をしていたら(いやまじでそれただの妄想だろとか言わないそこ…怒)、もう少し長くて強い1本が必要だ・・・となったわけです。

そこで白羽の矢が立ったのが「ポルタメント73C ジェットエディション」でした。

ポルタメント73Cのスペック

ポルタメント73Cの公式スペックは以下の通りです。

  • 長さ/仕舞い寸法:7フィート3インチ(221cm)/59cm
  • ルアー:5〜35gのミノー、トップウォーターなどすべて。
  • コンセプト:対象魚は淡水バス系、トラウト族、海の根魚、シーバス…さらにはモンスタークラスの淡水魚と出逢っても太刀打ちできる守り神。7フィート3インチで、やや強めの設定。

ポルタメント73Cは元々Tulalaの起源的はモデル「グリッサンド73」をベイトロッドとしてリメイクし、パックロッドにしたという説明がありますが、グラスティップであるグリッサンド73に対してポルタメント73Cはカーボンロッドです。

↑SNSでオガケンさんに確認しました。やり取りは途中で途切れてしまったのですが、「強度を出すためにプロトの段階でグラス→グラコン→カーボンにしていた」という話があったので、それで間違いないかと。(誤っていた場合には記事を速やかに修正します)

故にグリッサンド特有の「グラス感」はなく、使用感は大きく異なっていることに注意が必要です。

また、ポルタメント73Cの初期モデルはEVAグリップ仕様でしたが、2016年モデル以降はコルクグリップとなっています。

※さらに書くと、ポルタメント73イヌクシュクはグリップから3ピース目まではポルタメント73Cと同じブランクですが、4ピース目の先端ブランクだけ違うものを使用しているらしいです。

ポルタメント73Cの使用感

まだ使い込みレベルは全然なのですが、これまでおかっぱりで何度かポルタメント73Cを使用しています。

メーカースペックはさておき、自分が実際に感じた使用感をまとめると以下のような印象です。

使用するルアー

主に3/8-2ozのルアー全般にマッチします。

上はジョイクロ・リザクロまでなら使用可能(但し4Pということを考えるとあまり無理はしない方が良いとは思う・・・個人的には全然平気そうだけれど)。

下は130~90サイズのミノーや3/8ozクラスのワイヤーベイトまでといった印象。

メーカースペックだと下は5gまでとのことだったので、7g前後のハードルアーも使用してみましたが、ちょっとノー感じすぎるかな…という印象。

メタルバイブなんかだと7gでも余裕で投げられますけどね…

ロッド自体が結構重量あるので、やはりある程度重量のあるルアーの方がいいなと感じました。

キャスタビリティ

ティップが結構柔らかく(強めのMくらい?)、ルアーの重みをロッドに乗せやすいです。

思いっきり振りぬけば結構な感じでぶっ飛ばせますね。笑

前述したような2オンス前後のルアー(ジョイクロ178等)は、4ピース故にちょっと投げるのに気を遣いますが、まぁフルキャストとかでなければ問題なく投げられちゃいますね・・・

※ただしここはスペック的には範囲外なので、投げる際にはもちろん自己責任でお願いします。

ロッドパワー・感度

バットが強靭でティップはやわめ、バットは強靭というTulalaっぽい仕様なので、ロッドパワーはバスなんかで使うには十二分あります。

自分が所有していたロッドでいうと、エルホリゾンテ70が近い感じですね。(エルホリ70の方が癖強めですが。笑)

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感度はというと、具体的にいうと4.5インチクラスの高比重シャッドテールワームをボトム転がしてみても、十分感触が手元に伝わってくるレベルです。

自分の場合はあまりワームの釣りは想定していませんが、高比重系ワームやスイムジグなど、問題なく扱えるなという印象です(‘ω’)

ポルタメント73Cに合わせるリール

自分は現在、おかっぱり用のベイトリールとしてはバンタムMGL(リール重量220g程)を所有しているので、これを合わせています。

バンタムMGLはラインキャパがMAX16lb-100mとかなり多めなので、剛竿で重量系ルアーをぶっ飛ばすのに丁度いいなと思っています♪

他にもシマノで言えばカルコン100~200とかでも合いそうですが、いずれにせよロッド自体の重さとバランスがとれるようなリールをチョイスするのが良いかと思います。



まとめ

ポルタメント73Cジェットエディションについて、ファーストインプレッションをまとめました(‘ω’)

もっと色々と使い込んでから・・・とも思う部分はありますが、カヤック以外の釣行に中々時間を割けていないという現状なので、ご容赦いただければと。汗

しかしやっぱりジェットセッターは所有欲を満たしてくれる良いロッドですね・・・

バーサタイルなジェットセッター61C、ストロングスタイルのポルタメント73C、ここにベイトフィネスなジェットセッター60Cマイクロタッチが加わったら、もう死角なしかと。笑

 

・・・え、買うなんて言ってませんよ(゜Д゜;)笑笑笑

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