【インプレ】ジャッカル ポンパドールのメリットは?定番クローラーベイトを使いこなそう!

超々今更感満載ですが、今やド定番となったクローラーベイト、「ジャッカル ポンパドール」についてインプレします。

ポンパドールは自分がクローラーベイトに興味を持ち始めた当初に購入した、思い入れのあるルアーであり、なおかつ今もバリバリの現役ルアーです。

以前にもインプレ記事を旧ブログに書いたことはありましたが、改めてポンパドールのメリットや出しどころについてまとめたいと思います。

ジャッカル ポンパドールとは?(今更感)

今更感は半端ないですが、一応説明させてもらいます。笑

ジャッカル ポンパドールとは、ジャッカルの川島プロのプロデュースで2013年に発売されたクローラーベイトです。

ジャッカル ポンパドール

近年流行りのデッドスロー対応の羽根モノではなく、ごく普通のレギュラーリトリーブメインで使用するタイプのクローラーベイトでありますが、ステンレスウイングに可動式ペラ、ラトルインボディなどの効果によって、ボディが左右に大きく倒れ込むアクションが特徴です。

ポンパドールの浮き姿勢
▲ポンパドールの浮き姿勢は水平ではなく、静止時は左右どちらかに倒れ込みます。

元祖羽根モノであるクレイジークローラーのようなアクションとは大きく異なり、ポンパドールのクロールアクションは「カショカショワッシャワッシャポコポコ」と、かなり騒がしくて、見る人によっては「なんだコレ(汗)」となるかもしれません。笑

ですが、これこそがポンパドールの良さであり、活かすべき特徴だと自分は思います。

ポンパドールは下表のとおり、現在はマイクロ~メガまで、計4モデルがラインナップされていますが、今回はオリジナルサイズのポンパドールポンパドールJr.についての内容となります。

サイズ ウエイト 価格
メガポンパドール 120mm 57g ¥3,700
ポンパドール 79mm 22g ¥2,800
ポンパドールJr. 66mm 18g ¥2,210
マイクロポンパドール 42mm 6.5g ¥1,740

※この他にも亜種の鯰用モデルもあります。

ポンパドールの特性

他のクローラーベイトと比較して、ポンパドールが秀でていると自分が感じる部分は以下の4点についてです。

(1)キャスタビリティ

ポンパドールのウエイトは上記のとおり22gと、そこそこの重量があります。

またキャスト時にはステンレスウイングがしっかり閉じた状態となるので、飛距離も出るしキャスタビリティも良いと感じます。

まぁ最近の良くできたクローラーベイトって基本ちゃんと投げやすいので、ここは飛びぬけていいぞ!という点ではないんですが(笑)必要十分満たしてますよということです。

(2)レスポンスの良さ

ポンパドールのアクションで特筆したいのが初動の良さです。

喫水がやたら浅くて羽根の動きが悪いものとか羽根が閉じすぎるもの(ダッジとか)に有りがちですが、安定したクロールアクションを始めるまでにもたつくハネモノも市場には結構あります。

その中でもポンパのレスポンスの良さは随一です。

カバーのキワキワに着水させ(バスの頭上に落とすイメージ)、ノーステイで巻き始めてクロールアクションが始まって水中からボンッ!というの狙いたいときに、レスポンスの良さは必須です。

こういうバイトを狙いにいくときは大抵ポンパ・ポンパJrを使用します。

(3)強いアクション

冒頭でも書いたように、ポンパのアクションは非常に強いのが特徴です。

その強さから「強すぎてバスから嫌われるかな(汗)」と感じるシーンも多いのは事実ですが、そこを活かしてあげれば良い武器となります。

具体的には濁りや風で一般的なハネモノが効きそうにないシーン…

というのはあるあるですが、川をメインフィールドとしている自分の場合は、流れが結構あって通常のハネモノだと泳ぎ切れない(アクションが破綻する)ような場所こそポンパを投げます。

▲写真はカワシマイキー投げてるけどw

流れがある場所でアップクロスでアプローチする(上流側に向かって投げて下流に向かってルアーを巻いてくる)とき、後ろから流れを受けながらもしっかりとクロールアクションができるのはポンパの特筆すべきメリットです。

(4)作りがタフ、チューンがシビアじゃない

ポンパのウイングはステンレス製であり、羽根の付け根部分もがっちりとビス固定されており、相当頑丈に作られています。

▲発売当初はこの固定ビスがなくて、「キャストしたら羽根がなくなった!」なんて事故が結構起きてたんですよね。笑

またリアの可動式ペラもタフで、バスを掛けることでボディがやや痛んだりはありますがこれも数年使ってても壊れた経験なし。

さらに言うと塗装も強い。笑

ジャッカルさんのこの手のボディに関しては、塗装ハゲ的なことは全く起こりませんね(^_^;)

 

ちなみにいくらステンレスとはいえ、ウイングはバスを釣り上げた際に曲がってしまうことがあります。

その場合には羽根の付け根部分をラジオペンチで摘み、曲げれば元通りにできます。

ポンパドールのチューン方法

その際は、羽根を広げたときに左右対称でハの字になるように調節しますが、この調節はダッジやリザクロといったロングアルミウイング搭載のハネモノとは違い、チューニングのシビアさを全くありません。

ポンパドールのウイング調整

チューンが多少ズレていても、可動式ラトルの効果で問題なくクロールできちゃうのは、ハネモノをイジり慣れてない人にとっては安心なんじゃないでしょうか(^^)

ポンパドールの出しどころ

クローラーベイトは一年中釣れるルアーではありますが、自分が感じるポンパの出しどころはざっと以下の通り。

  • 濁りや雨風があるとき
  • 真夏の高水温時
  • 流速が速い場所

昔は自分の中に選択肢が少なかったので色々な状況で登板させていましたが、今はこのような条件が2,3個揃うときに投げるのがほとんどです。

ようは他のクローラーベイトよりも強いため、基本的にはやる気のあるバスを反応させたいシーンで投げたくなるルアーなんです。

ポンパドールで釣ったことないけど釣ってみたい!という方は、まずは7~9月頃を目安に使ってみるのをオススメします…(^^)

試してほしい「シェイク巻き」

ポンパドールのやかましさとレスポンスの良さを最大級に活かせるにはこの「シェイク巻き」だと思っています。

具体的にどうやるのかというと、カバーやストラクチャー際に着水させたら、即座にロッドを立てた状態でペシペシと雑な大振りシェイクをしながら巻いてくるというもの。笑

アクションが不規則なのが良いのか、これが結構よく釣れる…

短い距離でさらに強くアピールさせたいとき、30℃クラスの高水温状態のときなどに試してもらいたいアプローチです!

※ちなみに伊藤巧プロもアベマTVのSKILLで同じようなことをおっしゃっていました。真夏の五三川で朝イチにウォッシャークローラーフカフカのシェイク巻きでアプローチしています。気になる方はコチラ(SKILL#2の冒頭です) → アベマTV SKILL

ポンパドールJrは羽根モノ初心者にオススメ

オリジナルサイズのポンパドールはアクションの質がかなり強い部類に入るので、状況や魚を選ぶと思っています。

一方で、ジュニアサイズは相当オールマイティであり、レスポンスの良さや流れや風の中でもしっかり泳ぐ能力などはしっかりオリジナルモデルを継承していて、かなり完成度の高いルアーだなぁと…

クローラーベイトなんかで釣ったことないよ…そういう方には絶対ポンパドールJr.を薦めます!

これは本当の本気でそう確信していて、ハネモノ初心者のブロガー友達さんに持っていたポンパJrを1個押し付けたくらいですから。笑

まとめ

今更感がありましたが、ジャッカルのポンパドールについての解説でした。

この記事に出てきていないメガポンパドールやマイクロポンパドールは、またちょっと違う路線のルアーですが、オリジナルサイズとジュニアサイズは本当に万能・有能なルアーだと思っています。

クローラーベイトの楽しさを味わってみたい方、まずはポンパドール&ポンパドールJrから始めてみてはいかがでしょうか?

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