【コラム】デコるリスクを負うか否か-よく考えたらリスクなんてなかった話-

【コラム】デコるリスクを負うか否か-よく考えたらリスクなんてなかった話-

カヤック第31戦にて閉幕したカヤック夏の陣。

今回は夏シーズンを振り返り、想うことを書き殴ろうかなと思います。



「再現性」を求めてハズし続けた夏カヤック後半戦

カヤック23戦から31戦のカヤック釣行では、ことごとく狙いをハズし続けました。

自分の狙ったポイントで、自分流のアプローチで魚をキャッチした!!というのは残念ながら皆無です。

振り返って想うのは、例年とは大きく状況が違った(早すぎる梅雨明け・空梅雨・関連する河川の水位・フィールドの水温と水位など)にも関わらず、「臨機応変な釣り」を展開できずに「過去実績ベースで考えた再現性の高い釣り」ばかりを展開していたことが敗因だったなと。

デコりたくない、という思考回路

ただ、「もっと臨機応変な釣りをしていくべき」と頭では早い段階からわかっていたんです。

でも、自分はそれが出来ませんでした。

一番の要因は、結局「デコりたくない」という気持ちが根底にあったからなんだと思います。

「過去実績ベースで考えた再現性の高い釣り」を捨てることは、大外ししてデコるリスクを負うことになります…

それは危険です。

釣りに行けるのは週末だけで、時間も限られています。休日つかぬ間の息抜きに「魚釣り」にきているのに、魚が釣れないのは困ります…少しでも数多くの魚を釣りたいに決まってます!!

「極論」再現性100%のバス釣り

しかし、もしも再現性100%のバス釣りがあったらどうでしょう?

例えば、小さな小さな池に、杭が池の真ん中に一本だけ刺さっていて、そこの脇にキャストして、ワームのズル引きを1時間くらい繰り返していると必ず良型のバスが釣れる。

残念ながら他のポイントもアプローチも一切だめです。

このピンポイントでこのアプローチをすることでしか釣れてくれませんが、再現性は100%です。

考え方によっては、コレはコレで「魚をキャッチできる」という面では楽しいかもしれません。

…ですが、このようなことに時間を費やし続けていったアングラーに成長はあるでしょうか…?

過去に固執した釣りは成長を妨げる

当たり前な話ですが、再現性や過去実績のみに頼った釣りだけをし続ければ、それ以上アングラーとして成長することはできないでしょう。。。

ここ最近の釣りは、新しい発見が少なく、自分の成長を感じられることは残念ながらほとんどありませんでした。

デコるリスクを回避して新しいことにトライしないと、こうなるんだな…と改めて感じましたね。。。

他の誰一人「おれが釣ること」を期待していない

こういう状況、思考回路に陥ったときに自分に言い聞かせることがあります。

それは「他の誰一人、おれが釣ることなんて期待しちゃいない。おれが釣ることを期待しているのは、おれ一人だけ。」ということです。笑

自分はプロトーナメンターでもないし、アマチュア大会にも出ていません。

誰一人おれが釣ることを期待してたり応援してる人なんていないんですよね。

だから、デコることがリスクとこれまで書いてきましたが、リスクなんてどこを見渡しても全くない、微塵もない。

おれがデコっても誰に迷惑かけるわけでもないんだから。

新しいことに挑戦して上手くいかないのは当たり前

新しいフィールドやルアー、釣り方に挑戦したら、最初は上手くいかないのは当たり前のこと。

むしろ思い切って新しいことに挑戦して、キレイさっぱりデコれたら、それは偉大な一歩だと考えるべきなんだと思います。

みんなの心の師匠、田辺哲男さんも「デコを恐れるな、デコっても投げ続けたら見えてくる」みたいなことをこれまで三度おっしゃってますよね。

日頃ツイッターで絡みがある【BASS TSURI MATSURI】のしもさかな氏は、釣りたい釣りに固執しちゃうけどコレで良いのか自分…というジレンマを先日書いてましたが、「上手くなりたいという気持ち」がないとそうはなりませんよね。

パーフェクトボウズは偉大な一歩!投げ続けてればきっと見えてくる。

自分も見習わないと、と思わされましたね…

とはいえ再現性も大事だよ

といえど、とにかく新しいことに挑戦すれば良いのかといえば、そうとは言えず、現実は再現性をとることもバランスとってやっていくべきとは思います。

今年のカヤック第1では、初戦にも関わらずスモールとラージのビッグワンを捕獲しましたが、これはその前に行っていたオカッパリでの戦法をカヤックで再現したことが功を奏したのです。

これはこれで、自分の成長を感じられる出来事でしたね。

どっちの方が大事、なんてものはありませんが、「今の自分はどちらに重きをおくべきなのか?」を意識することは大事なのかな~と思います。

まとめ

今回の記事は、コラムというか、自戒の念を込めて書き殴ってみました。笑

今年も早いもので夏が終わり、バス釣りシーズンは終盤に近付いてきていますが、今後は新しいフィールド開拓や、これまでトライしてるけどイマイチ満足に釣れたことのないフィールドで新しいアプローチを試すことなどに時間・労力を費やしてみたいと思います♪

週末釣りタイム早よ!!